〜episode2〜 挫折からのスタート。僕の留学初日の出来事。 〜アイルランド留学編〜
ホームステイ。英語が話せない僕と友好的な西洋人。
episode1 を見てない人はこちら↓
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〜episode 2 〜
ドアを開けば、Celine (セリーヌ) が僕に声をかけ、ハグをしてくれる。
わかっちゃいるけど、僕は全く英語が話せない。
そして聞き取れもしない。
とにかく聞き取れないから、彼女の話の腰を折り、
素早くこちらから話題を切り替える。
僕: ” I was looking forward to seeing you. I'm Teppei. Nice to meet you."
(お会いできるのを楽しみにしてました。テッペイです。よろしくお願いします。)
Celine: ”You speak good english! @@!$....#$%*1
*1:??"
(英語いいじゃない! @@!$....#$%((?? )
僕: "......?????"
Celine : " It's alright. Come in! "
(大丈夫よ。中へどうぞ!)
狙いすましたかのような『教科書通りの英語で』攻め倒す僕と、
僕の英語力をまだ完全に理解していないCelineは、
もちろん噛み合うはずが無い。
だが、
もはやそういう子供の扱いには慣れているのか、
彼女の満面の笑みと、初対面を感じさせないおもてなしに
自然と僕も緊張がほどけていくのがよくわかった。
玄関を通り、
家の廊下を彼女背にくっついて通り抜ける。
そうするとまた僕の体が強張り始める。
僕が案内された場所、リビングルーム。
ドアを開けば僕にとってもう異世界。
Celineの旦那さんであろうRichard(リチャード)が大きな体で僕の前に立ち塞がる。
そして大きな握手と、笑顔で迎えてくれる。
旦那さん: ”You must be Teppei. Welome!"
(君がテッペイだね。ようこそ!)
奥にはテレビを見ていた息子らしき若い男性が、顔をこちらに向け、微笑んだ。
男性: ”Hi!"
(やあ!)
そして、ソファには180㎝近くあろう金髪の女性が座って、こちらにウインクしてくれる。
僕はもう感極まってしまった。
ドアの前で呆然としてしまった僕は、
そこから一歩すら踏み入れる勇気もなかったのだが、
Celineが背中を押してくれた。
そしてこう付け加える。
Celine: ”Teppei. This is Marianne. You are going to go to school with her from Monday."
(テッペイ、マリアンよ。月曜日からは彼女と一緒に学校に通ってね。)
僕(心の中): ” マ ・ ジ・ か 。”
あの金髪の女性だった。
彼女はソファから立ち上がり、僕は彼女と対峙した。
彼女は明らかに僕より背が高く、スレンダー。
西洋の女性と接したことのない僕は気負いを隠せない。
彼女は僕の両頬にキスする感じで挨拶をする。
その挨拶の仕方がわからない僕はもちろん戸惑いを隠せないまま、握手で返す。
マリアン: ” It's nice to see you. #$@!....#$(>>>....!"
僕(心の中): ”あんたも話せるんかい!!”
学生だと思って甘く見てた僕は、彼女の英語レベルの高さに気がつかされる。
そうしてここから
幸せかつ、悲劇的な 僕の
学校生活、彼女との登下校
が始まる。
続きは明日!!!
ではまた!
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((ではまた!