〜episode 3〜 挫折からのスタート。僕の留学初日の出来事。 〜アイルランド留学編〜
何かを掴んだ気がしたこの日。
episode 1, 2 をまだ見てない人はこちらへどうぞ↓
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〜episode 3〜
日曜日の夕暮れに到着した僕は、ホストファミリーに挨拶を終え、
自分の部屋でゆっくり過ごしていた。
僕は正直『あるもの』に怯えていたのだ。
それは、 初の夕食会 である。
つい数時間前、彼らが何を言っているかわからない状況に飛び込んだ僕は、
恐れていた。
『沈黙の晩餐を。』 笑
夕食はいつも決まって18時だと言っていた。
ということはまだ2時間ほどの余裕があったので体でも休めようとしていたその時、
ドア:” knock knock."
(トントン、とドアが鳴る。)
Celine: " Teppei. @**#$***...school. *!&)...show &#*(! station. @&#&*@(((((!!! "
(テッペイ。@**#$***...学校 *!&)...駅 &#*(! 見せる。@&#&*@(((((!!!)
(僕には本当にこう聞こえる。)
笑顔が眩しいほど優しく、人当たりのいいセリーヌだったが、
僕の英語力では本当に何を言っているかわからない。
途切れ途切れの単語をなんとかつなぎ合わせ、なんとなく頭の中で翻訳する。
僕(頭の中):
”『学校。駅。見せる』 おお!!! あとで連れて行って、電車か何かの駅を見せてくれるのか! でもいつだ??? どうやって?セリーヌが?”
『疑問』 しか浮かんでこない。
答えなんか考えてももちろん見つからないし、
聞きに行っても何を言ってるか全くわからない。
窮地に立たされた気分になった僕は、今か今かと、
落ち着かないまま自分の部屋を1人ウロつく。
そうこうして夕食の時間になり、夕食をとるのだが、
立て続けに質問が飛んでくる。
Celine : " How was your flight?" Are you tired?"
(フライトはどうだったの?疲れてる?)
運よく『Tired』 という単語を知っていた僕は、
もちろん単語で返す。
僕:"Yes. tired tired."
(うん。疲れた、疲れた。)
文を組み立てている暇なんてない。
焦りと、緊張で平静を失った僕は、こう対応していくしか他なかったのだ。
全ての質問に、
『Yes. No. ahhhh. と知っている単語』
だけで返し、夕食を終える。
そしてセリーヌに何かを言われ、
マリアンに ” come!" と言われ、
渋々付いていく僕は車に乗りこみ、
最寄駅 に着いた。
その瞬間、先ほど立てていた予測が的を得ていたことに気がつく。
僕(頭の中): ”ああああ!やっぱりこの事だったのか! 夕食後、車で、セリーヌが連れて行ってくれる。って言ってたんだな。”
このようにして、
1つ学んだ。
すごく小さな一歩だったが、答え合わせに半分正解した僕は、
ほんの少しの自信を手に入れ、
自分自信を称賛し
明日控えている学校初日に胸を高鳴らせ、
眠りについたのだった。
なんとか無事終えた1日目は
嵐のように速く、まるで深海のように濃い出来事で溢れ、
僕を深い眠りへと、いざなった。
ありがとうございました!
また近々、違う話を書きまーす!
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ではまた!
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