挫折からのスタート。僕の留学初日の出来事。〜アイルランド留学編〜
理想と現実の狭間で。英語話せたらいいな〜
これは留学初日の出来事。
なにが待っているか?
そう。機内を出れば、 もうあなたは海外。
無事空港に到着した僕は、今でも鮮明に覚えている。
僕に最初立ちはだかった大きな壁は、税関のお兄さん。
座っててもわかる異常な体のデカさと、人を微塵も信じていない目つきで、
オフィサー: ” What's the purpose?"
(渡航の目的はなんだ?)
と僕に問いかける。(絶対聞かれます)
飛行機の中で必死に読んだ単語帳と、英語のノートの復習も泡へと消える。
僕: ”ah............"
完全に真っ白になる頭。
生存本能なのか何なのか。
僕は真っ白になった頭と裏腹に
体が勝手に動く。
カバンから取り出したのは、”ワーホリのビザ”
僕: ”................this ."
(『。。。。。これ。』)
恐る恐る手渡す僕。
オフィサー:” OK. "
そんな気まずい雰囲気を物ともせず、(単純に感じ取れなかっただけ。笑)
僕:”な〜〜に言ってんだろアイツ。税関のおにーさん。もーちょっとはっきり話せよ。”
と心の中で思いつつ、
”what's the purpose, what's the purpose, what's the purpose?"
と口ずさみながら、
なぜか軽い足取りで、
希望と不安を胸にオフィサーを後にする。
到着ゲートに出ると待っていたのは迎えの運転手さん。
”Welcome to Dublin. Teppei Kuwabara."
(ダブリン『アイルランドの首都』へようこそ! )
の看板を胸に抱え、僕を正面で迎えてくれていた。
ロンドンヒースロー空港で乗り換えてきた僕は、
機内でも明らかに数えられるほどのアジア人のうちの1人。
運転手さんもすぐわかったのだろう。
運転手さん:”Hey! &...@#&*....#**...*#*!"
僕の心の中:
”『君がテッペイだね。よく来た。僕が君を家まで案内しよう!』とか言ってんだろうな。
よし。言え!俺! I'm fine! Thank you. nice to meet you!!”
それが僕の初めての海外での会話だった。
そこからはもう、気持ちがドンドン高まる僕。
車内でも必死に、畳み掛けるように話題をひねり出す。
僕:”Are you from Ireland?"
(君はアイルランド出身なのかい?)
運転手さん: "I..Ilu....what?"
(ア、アイル。。。なんだって???)
日本人の英語は本当に聞き取ってもらえない。
彼の母国の名前すら。 だ。
もうヤケ糞だといわんばかりに、
質問責めにする。
僕は1つの単語だけでも通じればよかった。
それで拾ってもらえれば、会話のきっかけになるからだ。
そうこうして、ホームステイ先に着き、
車から降ろされた僕は
高鳴る心臓を抑えきれないまま、
家のドアをノックする。
”knock knock....."
(トン トン...『扉を叩く音』)
僕の心臓の鼓動がピークに達する。
そして扉がゆっくりと開いた。
出て来たのはホストマザーの Celine.(セリーヌ)
セリーヌ: ”Hi!!!!!!!! How are you!?
@*......#&,,$*....@??? !@....*&...$)!?"
続く。
続きはまた明日書きます!
ではまた!!
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