『写真記』ヨーロッパ周遊編⑦ 〜イギリス🇬🇧編〜
『あ、じゃあ〇〇前集合ね!』
先日はイギリスの西側にあるBath(バース)という都市を少し紹介させていただきました。
まだ読んでない方はコチラ↓
ロンドンはいかにも観光都市なので、皆さん僕よりよくご存知かと思いますので、説明は割愛させていただきます。
確か、バースからギリギリ間に合い、バスに乗った僕たちは、ロンドンにある、
victoria station(ビクトリア駅)
〜日本で言うところの東京駅的な感じ。交通のハブになっている。〜
に到着する。
到着した日はもう年越し寸前。
アイルランドで特に用事のなかった僕はロンドンに移り、そこにいた友人と会うことに決めていた。
待ち合わせはドコ?
Piccadilly Circus(ピカデリーサーカス)
いわゆる
『渋谷のハチ公前ね!』
的な感じの場所で、待ち合わせの定番スポットだ。
あの有名なシンボルって何?
ここにはハチ公の代わりに、天使のような像が建てられているのだが、これはご存知だろうか?
多分なんとなくロンドンに行った人は気にも止めたことがなかったかもしれないが、
これは
『エロス像』
つまり、
『渋谷のハチ公前ね!』
ではなく、
『ピカデリーのエロス像前ね!』
と言うのがロンドンバージョンだ。
筋肉隆々で、布一枚でギリッギリアソコを隠してるから、『エロス像』
と呼ばれている。
わけがない。
巷ではそう言った風に考えられていたりもするそうだが、
本当のところは違う。
この像元々は、『ギリシャ神話の愛の神 Eros (エロス)』
の双子の弟、返愛の神 『アンテロス』
返愛とは、相互愛や同士愛の象徴とされた。また、恋の復讐者とすることもある。
エロスの矢によって射られると、その人は誰かに対する激しい片思いをかき立てられる。アンテロスは片思いの対象となった人に対して矢を放ち、双方の気持ちを通じさせるという。
つまりこの像の下で片思いの人間が相手と待ち合わせをすると、成功する確率が上がると言うことだ。
そして、
✖️『エロス像』
では無く、
⭕️『アンテロス像』
と呼ぶべきなのである。
この2人の違いは??
違いは、『羽』
エロスは翼のような鋭角な羽を持つのに対し、
アンテロスは蝶のような丸い羽を持つのだが、どうやら設計の関係で、見る角度によっては『エロス』にも見えてしまうので、みんな勘違いして『エロス像』と呼ぶようになったのだとか。
なんでそもそもアンテロス?
かつてヴィクトリア時代に、慈善活動、博愛主義の『シャフツベリー』と言う政治家を記念して作られた『シャフツベリー記念噴水』と言うのが正式名称だが、
彼の行動が『愛に満ちている』と言うことで、それを象徴する『アンテロス像』が選ばれたそうだ。
普段何気なく集合に使いがちで、煌びやかなピカデリーサーカスだが、
華やかな部分だけでなく、街に目を向けて見るとたくさんのことが見えてくる。
ロンドンに行かれた際はぜひ。
アンテロスに目を向けてやってください。
今日はこの辺で!
ではまた!
teppei-kuwabara.hatenablog.com
teppei-kuwabara.hatenablog.com
teppei-kuwabara.hatenablog.com
teppei-kuwabara.hatenablog.com
teppei-kuwabara.hatenablog.com