〜episode 2〜 友達を友達だと思うな!? 裏切りの果てに学んだもの 〜アイルランド留学編〜
” 世の中に悪い人なんていない ” が僕のモットー。
前回の続き。
まだ読んでない人は。。。↓
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Episode 2
スタバでカウンター席に座っている僕に声をかけてきた青年Aくん。
ただ横に座って来るだけならなんでもなかった。
よくあることだ。
日本と違って、変な気を使う人は少ない。
一つのテーブルも当たり前に顔見知りでない人たちですぐに埋まる。
だから僕も慣れていたからこそ、気にも留めなかった。
そして彼が、
『君の勉強の邪魔はしないから。』
と言って、僕の横に堂々と腰掛ける。その矢先、
『君はどこから来たの?何してるの?このスタバ良く来るの?僕はね............』
彼の口は止まらない。
うわ。め〜〜〜っちゃ話しかけてくるやん。
まあ、それはよくって、
英語勉強してる身としてコレはいい機会だ。
話を聞けば、彼は南アフリカ出身の、アラサーくん。
体は細身で、黒人にはよくあるカーリーな短髪。
動きやすそうなスニーカーにチノパン。ラルフか何かのポロシャツを着ている。
話は弾み、彼はおもむろにパソコンを広げる。
(明日、初の仕事の面接があるので、履歴書や、プレゼン内容を考えなければいけないそうだ。)
では、そろそろ、頃合いか?
と思い、僕もノートを広げた。その矢先。
『今サッカーのライブやってんだぜ!?俺無料で観れるサイト知ってるから、ほら!!』
そうこうして、彼が僕の隣に座ってから2時間弱が過ぎた。
『お前、明日もここ来るの?面接前、一緒に話そうぜ!』
そう言ってくれた彼に連絡先だけ伝えて、お店を出る。
僕にはすごく意義のある時間だった。
単純に楽しかったし、純粋無垢な彼。
こんな風に、学校の外で人と知り合い、関係を結んでいく。
そんな状況に口には表せない歓喜と、
英語がもっと話したい、という焦燥に駆られていた。
数日が過ぎ、何度か彼とは連絡を取り合っていた。
スタバで待ち合わせをしては、くだらない会話に花を咲かせる。
道端で偶然顔を合わせることもあった。
向こうから気が付いてくれて、
『もうすぐ面接の発表があるんだ!』
そう言っていたのも覚えている。
しかし、状況は一変する。
僕は以前のクラスメートたちと、バーでビリヤードをしていた。
ブーーー。ブーーー。ブーーーー。
マナーモードにしていた僕の携帯が何度も何度もポケットの中で鳴り響く。
届いたメッセージを開くと、
『頼む。生活が苦しい。20ユーロ(2300円くらい)貸してくれないかな?』
彼だ。
正直20ユーロくらいならいいかな。とも思っていたが、
友達に状況を話すと、
そんな知り合って数ヶ月の人にお金を渡しては絶対ダメだと言う。
僕は葛藤した。
友達が困ってる。
だがクラスメートの言うことも一理ある。
今回は申し訳なかったが、
『ごめん。僕も学生だったし、仕事見つかってないから、お金は貸せないよ。』
そう言って断った。
胸が痛い。
だが、僕の気持ちとは裏腹に、
ここから彼の行動は更にエスカレートしていく。。。
また長くなってしまったので、明日続きを公開します!
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少しでも人の役に立てたら、と思ってます。
ではまた!
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*1:ではまた!